離乳食で大葉(シソ)はいつから食べさせても良いのでしょうか?
独特の風味や香りがあるのでちょっと心配と思う方もいると思います。
また、離乳食に使うにはどのような料理にすればよいか?どんな所に注意したらよいか?アレルギーについての心配は?などについて、気になる方にお伝えします。
目次
大葉(シソ)について
大葉(しそ)はシソ科に属する植物で、年間通して安価で購入できる食材です。
大葉やしそなど呼び名の違いがありますが、同じものを指しています。
刺身と共に出てきたり、天ぷらで出てきたりと普段の食生活の中でもよく見るなじみのある食材です。
一般的に言われる大葉の効果は、食欲促進/免疫力増加/血液をサラサラに/疲労回復/アレルギーの改善、など様々な効果があると言われています。
この大葉を離乳食として赤ちゃんに与える場合に注意する点についてまとめてみました。
赤ちゃんに大葉(シソ)はいつからあげてよいか?
たまひよブックスの最新離乳食新百科によれば、大葉を与えてよい時期は、9~11ヵ月頃の離乳食後期(カミカミ期)となっています。
○は食べられるもの、△は注意して与えたいもの、×は食べさせてはいけないもの
5~6ヵ月 | 7~8ヵ月 | 9~11ヵ月 | 1歳~1歳6ヵ月 |
× | × | △ | △ |
しかし、大葉をはじめとしたハーブ類(バジル・ミントなど)は独特な風味があるためどちらかと言えば離乳食に向かない素材ですので無理して早い時期からあげる必要はありません。
また、大葉は繊維が多く赤ちゃんにとって食べづらいため、細かく刻んで風味付け程度にして与えてあげる必要があります。
大葉(シソ)のアレルギーについて
大葉のアレルギーの起きやすさ、原因について調べてみました。
アレルギーの起きやすさ
東京医大式食物抗原強弱表によると、大葉(しそ)のアレルギー起こしやすさ度は5段階評価の4となっており、どちらかというとアレルギーを起こしやすい食材となっています。
大葉(シソ)で起こるアレルギーの原因
大葉によるアレルギーの原因は大葉の香りに含まれる成分のペリルアルデヒドという成分が関係します。
この物質その物でアレルギーを起こすのではなくて、アレルギーを促進する物質としての作用があります。
大葉の農家さんが、大葉に触ったことで肌に異常が発生したり、子供達が学校で梅干しづくりを行っているときに、手や足に発疹がでた。といった例もあるようです。
はじめて食べさせる大葉(シソ)の離乳食での調理方法(レシピ)
独特な風味があること、繊維が多い事からメイン食材として離乳食を作るよりは、風味付け程度に使っていくことをお勧めします。
私のお勧めとして、まずは少量細かく刻んだものをお粥に入れることから始めると良いと思います。
初めて作る大葉(シソ)の調理例 大葉粥
9~11ヵ月の離乳食後期(カミカミ期)にはじめて食べさせるため、粥は5倍粥で作ります。
時短のため、炊いた米から作る分量で説明します。
材料
・炊いた米:100g
・水:200ml
・大葉:2枚
②鍋に炊いた米(100g)と水(200ml)を入れ強火にかけます
③大葉を入れます
④沸騰したら弱火にして、15~20分煮て盛り付けたら完成です
※鍋によってできあがりが異なるので、煮る時間は様子をみて調整してください。
※この分量で作る場合、できあがりは250g~300gのお粥が作れます。
材料をペースト状にして、冷凍保存するにはハンドブレンダーの使用をおすすめします
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まとめ
大葉にはこのような特性があり、離乳食でも問題なく活用することが出来ます。
ポイントとしては以下のような点になると思います。
ポイント①独特な風味がある
②繊維が多い
③香り付け程度に使用する方が良い
④アレルギーはどちらかと言うと起きやすい
⑤与える時期は、9ヵ月くらいからがお勧め
以上の点に注意しながら、離乳食を進めていってください。
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