離乳食を始めたいけれど、どの食材に注意したらいいのかわからない。食べさせてはいけない食材や注意した方が良い食材はなにがあるのかを知りたい方にお伝えしたいと思います。
目次
はじめに
離乳食は様々な食材を食べさせる必要があります。その中で確実に覚えておきたい事は、赤ちゃんに食べさせてはいけない食材です。
時々食べさせてはいけない食材を食べさせてしまい、子供が亡くなってしまった。というニュースも目にします。
そういった悲しい事件を起こさないためにも、これから紹介する内容を理解して、離乳食に取り組んでいただければと思います。
食べさせてはいけない食材
食べさせるうえで注意する食材は多く、○○ヵ月からなら大丈夫。といった物や、消化には良くないけれど、注意して食べれば良い。といったものもあるので、ここでは危険度別に紹介したいと思います。
危険食材
わざわざリスクを冒して早く食べさせる必要は無い食材。食べても良いと言われる時期を過ぎた後に、しっかりと子供の様子を見ながら、少しづつ食べさせてください。
食材 | 系統 |
はちみつ・黒糖・黒砂糖 | ボリツヌス菌 |
ぎんなん | 食中毒 |
もち | 窒息 |
コンニャクゼリー | 窒息 |
寒天 | 窒息 |
ノリ | 窒息 |
ナッツ・豆類 | 窒息・アレルギー |
生物全般 | アレルギー・寄生虫・食中毒 |
貝類 | アレルギー・寄生虫・食中毒 |
青魚(サバ) | アレルギー・寄生虫・食中毒 |
生卵 | アレルギー・食中毒 |
食べさせる際に注意が必要な食材
何かあった場合のリスクが高く、食べても良いと言われる時期を過ぎた後に、しっかりと子供の様子を見ながら、少しづつ食べさせたい食材。
食材 | 系統 |
マヨネーズ | 強いアレルギーの可能性 |
タコ・イカ | 強いアレルギーの可能性 |
エビ | 強いアレルギーの可能性 |
カニ | 強いアレルギーの可能性 |
ゴマ | 強いアレルギーの可能性 |
ソバ | 強いアレルギーの可能性 |
ピーナッツ | 強いアレルギーの可能性 |
鶏卵 | 強いアレルギーの可能性 |
牛乳 | 強いアレルギーの可能性 |
小麦粉 | 強いアレルギーの可能性 |
ミニトマト(まるごと) | 窒息 |
ブドウ(まるごと) | 窒息 |
食べさせるのを控えたい食材
刺激が強い、消化器官に負担がかかるなどの理由から、あえて早くから食べさせたくない食材。
食材 | 系統 |
コーヒー | 強いアレルギーの可能性 |
紅茶 | 強いアレルギーの可能性 |
炭酸飲料 | 強いアレルギーの可能性 |
からし | 強いアレルギーの可能性 |
唐辛子 | 強いアレルギーの可能性 |
ワサビ | 強いアレルギーの可能性 |
コショウ | 強いアレルギーの可能性 |
ニンニク | 強いアレルギーの可能性 |
ショウガ | 強いアレルギーの可能性 |
ハーブ類 | 強いアレルギーの可能性 |
食べさせる際の注意
他の食材に関しても同じですが、特にこれらの注意しなければならない食材を食べさせる際に気を付けなければならないことをお伝えします。
初めて食べる食材は1度に1種類
初めて食べる食材をいくつも混ぜてしまうと、もしアレルギー症状が出た場合どの食べ物が原因だったのか特定できなくなってしまいます。
そのため、赤ちゃんが初めて口にする食べ物は1品づつ離乳食に加えるようにしてください。
初めて食べる食材は少しから
もし、食べさせた食材がアレルゲンだったとして、たくさん食べさせてしまうとアレルギー症状が大きく出てしまう可能性があります。
どんな食材でも、初めて食べさせる場合は離乳食用のスプーン1杯程度から始めるようにしてください。
食べさせる時間は病院がやっている時間に
新しい食材は小児科が開いている日の午前中に与えるようにしてください。
理由は、30~1時間が緊急を要するアレルギー症状が起こる可能性が高いからです。何かアレルギー症状があった場合すぐに対応できるように、午前中に離乳食を与えてください。
まとめ
これらの食材について特に注意しながら離乳食を進めてください。
また、周囲の育児に関わる人たちにもこれらの情報を伝え理解してもらっておくことが重要になります。
また、食べさせている際は赤ちゃんがちゃんと食べているか、のどに詰まらせることはないか注意してください。
食べさせた後はしばらく赤ちゃんの様子に変化がないか注意してください。
ポイント1.初めての食材は1食に1種類
2.初めての食材はスプーン1杯から
3.初めての食材は午前中に与える
4.自分だけではなく周囲の人にもこれらを理解してもらう
その他の離乳食を与える際に注意する点についてはこちらからどうぞ